ここは香川渓一郎(KAGAWA Keiichiro)のWEBページです。
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城西大学 理学部 情報数理学科 助教
researchmap / ORCID / Web of Science / google scholar
E-mail: kkagawa_あっと_josai.ac.jp ( _あっと_→@ )
非線形偏微分方程式の解の適切性やダイナミクスを研究しています。特に合金における相分離現象であるスピノーダル分解を記述する数理モデルであるCahn–Hilliard方程式について、初期値問題・時間周期問題の適切性を Dirichlet 境界条件や動的境界条件の下で研究しています。自然現象をモデル化して導出された方程式がモデルとして数学的に適切かどうかを判断する上で、問題の適切性は最低限必要な条件です。さらに数値シミュレーション結果の妥当性を理論的に保証する基礎ともなります。近年は境界での未知関数の時間発展を考慮した動的境界条件を課した問題や、溶媒中のブロックコポリマーのミクロ相分離を記述するモデルである2つのCahn–Hilliard方程式からなる連立系を対象として、関数解析を活用した解の適切性や数値シミュレーションを活用した解のダイナミクスを調べる研究を行っています。
また、前職ではポスドクとして皮膚の付属器官である毛包の形態形成を表現する数理モデルの構築や、数値シミュレーションを活用して現象の理解を深める研究に取り組んでおり、現在も共同研究を進めています。
過去に行っていた研究には、非線形レイリー方程式の解析、スポーツデータ解析があります。弾性体表面を伝播する表面波を記述する逓減非線形レイリー方程式について、プラズマ物理で使われる手法を活用した解析や数値計算を活用した解析を行い、方程式の持つ性質を調べていました。サッカー、卓球、ゲートボールの試合データ(トラッキングデータ、動画データ、テーブルデータなど)を使用して統計的な性質を調べたり、実現象の理解を深めるための解析を行っていました。
非線型偏微分方程式・非線型発展方程式・函数解析
解の適切性・初期値問題・時間周期問題・境界値問題・動的境界条件 (dynamic boundary condition)
劣微分作用素・極大単調作用素・リプシッツ連続・アスコリの定理
Cahn–Hilliard方程式・相分離現象
非線形レイリー方程式
データ分析・数値シミュレーション
スポーツデータ解析
皮膚の数理モデル・バネ=ビーズモデル (bead–spring model)
JDLA Generative AI Test 2025 #1 合格者(Generative AI Testについて)
JDLA Deep Learning for GENERAL(短縮名称:G検定) 2020 #2 合格者(G検定について、2020年度第2回講評):オープンバッジ
LaTeX(2014年〜現在)
レポートや講義資料の執筆
論文執筆
講演スライドの作成
Python(2019年〜現在)
NumPyやSciPyなどのモジュールを用いた数値シミュレーション
PandasやPolarsなどのモジュールを用いたデータ分析
PC内のファイルを管理する簡単なプログラム
主な成果:
香川渓一郎ほか, "卓球の試合全体に対する3次元座標推定," 統計数理研究所共同研究リポート (2022)
Julia(2021年〜現在)
微分方程式の数値シミュレーション
主な成果:
K. Kagawa, Y. Yamazaki, "Critical slowing down for relaxation in the Cahn–Hilliard equation with dynamic boundary conditions", JSIAM Letters, Vol.16 (2024) 73-76. https://doi.org/10.14495/jsiaml.16.73
香川渓一郎, "Mathematical and Numerical Analysis of the Cahn–Hilliard Equation," 早稲田大学大学院博士論文 (2023).
C++(2023年〜現在)
微分方程式やエージェントモデルを組み合わせた数理モデルの数値シミュレーション
主な成果:
香川渓一郎ほか, "線維芽細胞に注目した毛包形態形成の数理モデル," 計算工学講演会論文集, Vol.29 (2024).
C言語(2015年、2023年)
数理科学演習(北海道大学・2023年後期)を担当
シェルスクリプト(2023年〜)
プログラム実行の自動化
ラボ内マシンの使用者・CPUとメモリ使用状況の一覧表示
簡単なWebアプリ開発
wordle-analysis(サービス終了):Wordleの途中結果を入力すると、答えの候補となる単語一覧を出力する。
Octave(2018年、Coursera の Machine Learning の講義で使用した程度)
Matlab(2016年、講義で学んだ程度)
3つの天体の運動の簡単なシミュレーション
Illustrator(2014年〜2016年、2025年、ポスターや論文などに載せる簡単な図の作成)
ものづくり工房でのポスター制作(MYSELF>PRIVATE>私的活動を参照)
理工展連絡会での卒業アルバム制作
論文の図版の作成
InDesign(2014年〜2016年、雑誌の作成)
理工展連絡会での卒業アルバム制作
Photoshop・lightroom(2014年〜2016年、2023年〜)
趣味で撮る写真を編集
2025/12/25 英語版ホームページを本サイトに統合しました。→ HOME (EN)
2025/12/06 城西Cup第2回埼玉オープンヴァーチャルテコンドー選手権大会inTokyo(オープン戦)に出場しました。→ MYSELF
2025/11/12 RIMS共同研究(公開型)自己組織化と自己崩壊の非線型現象に対する数理モデリングと解析にて講演を行いました。→ TALKS
2025/11/09 複雑系研究会にて講演を行いました。→ TALKS
2025/10/31 城西大学数理応用セミナーにて講演を行いました。→ TALKS
2025/10/01 城西大学理学部情報数理学科・助教に着任しました。
2025/09/30 北海道大学電子科学研究所・特任助教を退職しました。
2025/09/15 システム制御情報学会誌「システム/制御/情報」に解説記事が掲載されました。→ PAPERS
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